(ブログが長いというお叱りが数件来ています。頑張って短くまとめますので、よろしくお願いいたします)
芸術に親しむことは、社会適応上のポジティブな影響を及ぼしてくれることをあまり知られていないと思います。芸術は創造性や想像力を養ってくれます。特に、芸術は言語では表現しにくい欲求や感情を表現でき、フラストレーションを緩和したり自己肯定感を高めてくれます。特に社会不適応の方は言語の問題を抱えていることが多いので、自己表現ができ、そこで社会的な相互作用が生まれることによって対人関係を強化することができます。その結果、自己の存在を肯定的に捉えることができるようになります。
また、芸術活動を通して、様々な方々との社会的絆(ソーシャルボンズ、日本語の絆よりもう少しゆるいボンドのようなものです)が形成され、非行などの反社会的行動を防いでくれます。加えて、芸術活動によって、様々な批評などを体験して、問題解決能力が醸成されていきます。また、発達の課題さえも芸術は受け入れていく力もあります。それくらい芸術活動は、効果的なところがあります。
ただ、注意しなければならないのは、幼少期に芸術活動の機会を増やすために芸術関係の塾などに子供を預けて、保護者がその時間を自分の時間にあてると結果として悪化します。それは、家族との社会的絆が減少して、せっかくの芸術活動への参加を促しても、それ以上のマイナスの効果がでてしまうからです。加えて、芸術の精神などの大切なところを無視して、効果ばかりを得ようとして活動させることも、あまり好ましくないので注意してください。純粋に芸術を楽しめるようになれば、人生も豊かになりますからね。
このように、芸術を子供の時から楽しむ機会を増やしていただければ、心や感情、価値観などが大きく広がっていきます。私などは、岡本太郎さんの作品が単純に好きでした。有名な太陽の塔だけでなく、著作もたくさん読みました。そのほかにも、プロの画家さんだけでなく、素人さんの作品なんかも好きですね。現代美術も見ているだけで楽しいです。ぜひ、作品当時の哲学なども参考にしながら、時代ごとの作品を楽しんでいただければと思います。子どもさんの発達にも良い影響を与えてくれますよ。
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