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自分に合った視覚サービスやメガネを選ぼう

以前、視覚認知能力の大切さについてもご説明しましたが、読者の方からアーレンシンドロームなどのカラーレンズのメガネをかけて見えるようになれば十分ではないか、というご質問をいただきました。

私は質問者のご意見のとおりだと思います。

現在様々な視覚をターゲットにしたサービスが各企業から提供されているので、自分のニーズに合ったものを選ぶことが大切ですね。今日は、簡単に違いをご説明したいと思います。 


実は薫化舎も視覚サービスをご提供しています。視覚認知の状態を測定する特性情報収集方法と装置(特許技術)を活用したコーンロッドグラス®という眼鏡を販売しています。視覚的な問題を抱える方々をサポートするというのは他の企業や法人のサービスと同じです。


しかし、他のサービスと違うところが多くあります。まずアーレンさんなどの一般的な視覚に対するアプローチは、「物理的な光調整」です。眩しさなどにも対応していることもありますね。

弊社の認知リフレーミングのアプローチは、「脳の認知機能の調整」です。空間認知や文字の認識、運動機能まで含みます。


また、解決する問題では、他のサービスは主に「視覚的な歪み」をターゲットにするのに対して、弊社のターゲットは「視覚認知の様々な問題」ですね。見え方だけでなく、視覚情報処理までターゲットにします。


サービスの目的は、他は「視覚的なストレスの軽減」ですが、弊社は「認知の歪み(バイアス)の修正」です。理論的には視覚的なストレスも軽減されますが、犯罪者的思考という重い認知バイアスまで分析して修正できるシステムを有しています。


このように視覚サービスでも、アプローチの方法や問題、目的等がかなり異なる事が分かると思います。同じ視覚的な問題をターゲットにしていますが、その上の「認知」というレベルまで対応できるかできないかという違いがありますね。


学力不振や逸脱行動、非行行動などは認知と繋がっています。ですので、視覚的なストレスが軽減されるだけでは、認知は変化しにくく、これらの問題への対応は難しい事が分かると思います。視覚の歪みをターゲットにするだけでは、学習や認知行動の変化には繋がりにくいのです。


このように、様々な視覚サービスがありますが、どれも特徴や歴史がありますので、費用対効果まで含めていろいろ検討されることをお勧めします。詳しくお聞きになりたい場合はご相談ください。お待ちしております。


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